スキンケアの順番についての知識を学びます
スキンケアの最初は肌を清潔にすることからはじめます。肌は絶えず様々な刺激や汚れにさらされています。
また自らの汗や皮脂で、肌表面は常に汚れた状態にあります。
こういった汚れを取り除く「洗顔」が大切です。
洗浄剤の種類・・・石鹸の場合
油汚れを浮かして洗い流す石鹸。よくあわ立てて肌を優しく洗ったら、石鹸カスが残らないように良く洗い流す。
クレンジングの場合
メイクのようなしっかりとしたオイル製品を落とすのに向いている。メイクとよくなじませたら良く洗い流す。
クレンジング剤の種類によっては、その後洗顔が必要な場合もある。
肌をしっかりと清潔にしたら、アルカリ性に傾いた肌に弱酸性の化粧水を与えます。
肌はもともと弱酸性なので、アルカリ性に傾いた肌も自然と弱酸性に戻るのですが、
肌の免疫力が少ないようなときには、すぐに化粧水を与えて弱酸性に戻すほうが良いでしょう。
化粧水は肌表面にみずみずしさをもたらし、潤いを与えます。
逆に、肌に角質がたまってしまってごわつくようなときは、弱アルカリ性の化粧水や温泉水で
角質層を薄利させてなめらかに整えることもできます。
化粧水はいわゆる「肌の下地作り」のような位置づけになります。
洗顔、化粧水の次には、肌に足りない栄養を与える「美容液」をつけます。
美容液は、さらっとした液体のものからジェル状の粘り気のあるものまでさまざまですが、
液体に近いものから順番に肌へ付けていきます。
季節や肌の状態によって、肌へ与える栄養をえらびます。たとえば、春先は気温が上がり肌の状態も
不安定になります。肌が荒れやすい時期なので、肌のNMFを整えるアミノ酸やセラミドが配合されている美容液などを選びます。
夏は紫外線によるシミの既成を防ぐためのビタミンC誘導体などが配合されている美容液を選びます。
また肌の調子を見て、脂性肌の場合はミントやセージなどの肌荒れを防ぐエキスが配合されているエッセンスを選んだり、
個々の肌状態によってさまざまな栄養を与えられるのが美容液です。
いろいろな栄養を与えた後には、本来必要な「保湿」をします。
保湿には乳液やクリームが最適です。保湿は肌の乾燥を防ぐためのもので、オイル中心となります。
また、角質層をうるおわせるセラミドで水分保持の役割を担うことも出来ます。
セラミドやアミノ酸などが配合されたクリームをえらぶといいでしょう。
エイジングケアにはレチノールやコエンザイムQ10などの成分もおすすめです。