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お肌の紫外線対策
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お肌の紫外線対策
そもそも「紫外線」とは
紫外線とは
そもそも「紫外線」とは何でしょうか。
紫外線は日光光線のひとつで、日光のうち390nm(ナノメーター)以下の波長のことを言います。
紫外線を浴びると体内でビタミンDを作るという有益な効果もあります。
しかしながら、過度に浴びすぎると、色素沈着(シミ)を起こしたり、老化を促すなど、有害な作用もあわせもっています。
紫外線の種類
そんな紫外線は、2つの「波長」があります。
【UV-A】 ・・・
肌の真皮を刺激し、当たると肌が黒くなり、日焼けとなります(サンタン)。
メラノサイトの働きを活発化させ、多量にメラニンが送り込まれて結果的に肌が黒くなります。
また、細胞にダメージを与えて皮膚の老化を促すのも、このUVAです。
UVAを防ぐのは日焼け止めクリームでは「PA」の値を見ます。
【UV-B】 ・・・
肌の表皮を傷つけ、浴びると肌が赤くなる日焼けをします(サンバーン)。
UVAよりも皮膚への刺激は強く、急激に炎症を起こさせたり、
水泡や軽い熱傷を生じる場合もあります。UVBを防ぐには「SPF」値を見ます。
PA値とは?
PA値は、
どれくらいUV-A(肌の真皮を焼く=黒くなる紫外線)をカットできるかを表した数値です。
UV-Aは、肌の真皮を焼く=黒くなる紫外線ですから、肌が黒くなる紫外線を防ぐ値です。
PA値とは、肌を黒くする日焼けを起こすまでの時間を伸ばす力を表しています。
何もぬっていないときが1とすると、「PA+」は2〜4倍、
「PA++」は4〜8倍、「PA+++」は8倍以上伸びる計算です。しみなどを作るのがUVAです。
PA値は、以下のように定義されています。
PA+・・・・UVA防止
PA++・・・・UVA防止効果がかなりある
PA+++・・・・UVA防止に非常に効果がある
SPF値とは?
SPF値は、
UV-B(肌の表皮を焼く=赤くなる紫外線)をどれくらいカットできるかを表した数値です。
SPF値でわかるのは、肌を赤くする紫外線B波をどのくらい遮断できるかという数値です。
「SPF値10」をぬると、普通に紫外線をあびる時の「10分の1」まで赤くなる時間を抑えられます。
つまり、赤くなるまで10倍時間がのびるということです。
肌がまるでやけどのように炎症をおこすような日焼けを起こすのは、UVBです。
紫外線対策
紫外線を直接体にあたらないようにします。
体の場合は、日傘をもつ、帽子をかぶる、手袋をする、日焼止めを塗る、など、
体をなにかしらのアイテムで覆います。
また、目からも紫外線の影響を受けるという実験結果があります。
目で強い光線を見ると、頭が「紫外線を浴びている」と反応して、メラニンを活性化させるということがわかっていますので、
強い日差しの中ではサングラスをかけることも有効です。
関連コラム→石鹸で落とせる日焼け止め
*参考図書:美容のヒフ科学:南山堂
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参考文献
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